かわいい電車を発見!
今日は営業で滋賀の石山へ。
JR石山駅から取引先までは15分もあれば着くんだけど関西も梅雨明けが宣言されたとたん、うだるような暑さ。
汗をたらしながら営業してきましたよ、はい。
そして、、、
営業を終えた帰り道も暑さは変わらず。
昼に近づき、太陽は真上近くでまさにサンサンと照りつけている、、、
よし、京阪だ!
気分転換に京阪電車に乗ってみた。
前々から知ってはいたのだけれど、JR石山駅は京阪電車の石山坂本線と接続していて、京阪電車でひと駅乗った粟津駅のほうが営業先に近いのである。
とは言っても、京阪とは言っても石山坂本線のひと駅はバスのひと駅ぐらいの距離なのでこれまで利用したことはなかったのだ。
けれども今日はこの暑さ。いや、この熱さ!
背に腹はかえられず京阪電車に飛び乗った。
いや、飛び乗るつもりで改札をくぐったが、電車が来るまであと8分。歩いて帰った方が早かったような気が、、、まあええか。
ホームにイスがあったのですわって待ってると向かいのホームに電車がやってきた。
2両編成か、さすが地方路線、と思ってると、
なんだか萌え〜なペイントがほどこされている。
あとでウェブで調べてみると、
『響け!ユーフォニアム』という小説が来年映画化されるそうでそのプロモーションだそう。
またこの京阪石山坂本線は、過去には『けいおん!』のラッピング等いろいろとやってるそうです。
僕としてはそれほど興味はないんだけれど。
この路線は10数年前までは乗客の減少で存続が危ういこともあったそうですが、それでは困る、と近隣の住民が立ち上がり、いろいろなイベントを開催することで危機をまぬがれたのだそう。
なるほど、この路線は萌えだけでなく、地元の人の愛で生きながらえてきたんやね。
過去、現在の行き来にだまされた!『水車館の殺人/綾辻行人』
本棚を整理していたら、かなり前に古本屋で買ったまま”積ん読”になってた綾辻行人の『水車館の殺人』を見つけたので読んでみた。
物語は1年前事件が起こった夜と、ちょうど1年後の現在を行き来しながら進んでいく。
岡山県の人里離れた山間に建っている一風変わった建物。
外壁に三連の巨大な水車が設置されているため”水車館”と呼ばれるその建物で1年前の嵐の夜に起こった惨劇。
過去、事故にあったため白いゴムでできた仮面をつけた館の主、そしてまだ少女のように幼く美しい妻。
そして1年後の今日もまた事件を思い出させるように嵐が近づいてくる、、、
シチュエーションからして物々しくて、いかにもという本格推理もの。
『十角館の殺人(一作目)』、『時計館の殺人(五作目)』とこれまでバラバラに読んできて、本作は二作目にあたるもの。
過去と現在で語り手の視点が違っているのが気にはなっていたんだけど、、
なるほど、そういうことやったんか。
終盤で作者が仕掛けたそのトリックが明かされてからもう一度前に戻って読みかえす、、
なるほど。
作者はちゃんとヒントを要所要所にきっちりと書き記していた!
さすがですね、綾辻さん。
僕の評価:3.5
【読書】(ちょいネタバレ)神戸電鉄殺人事件
僕は神戸に住んでるので、本屋で見かけてそのタイトルに惹かれたのもあるけど、久々に西村京太郎のトラベルミステリーを読んでみたくなり購入。
かれこれ30年ほど前、十代の頃は西村京太郎のトラベルミステリーがおもしろくてよく読んでいた。
被害者の行動をたどり同じ列車に乗ることで初めて見えてくる犯人のトリック。
十津川警部と亀井刑事の名コンビが徐々に犯人を追い詰めていくその過程をワクワクしながら読んでいたのを思い出す。
久々に購入した西村京太郎にそのワクワクを期待して読んでいったけど、、、
これは本当にひどかった。
最初に殺害された女性タレントの生い立ちが重要な要素にも関わらず、上っ面だけでまったく掘り下げられていないし、動機や殺害方法、アリバイなどすべてが雑で、それらの謎が十津川警部の推測だけで解決したことになっていて、まったく回収されることなく終わってしまった。
おしまいには十津川警部自身がまるで詐欺まがいの策略で犯人が違法に手に入れた(と十津川警部が推測している)貴重な文化財を犯人から巻き上げてチャンチャン、という終わり方。
昔読んだ西村京太郎も、自分が子どもだったから気がつかなかっただけでこんなにひどかったのかな?
いや、そんなことはなかった、はず。
あの頃の作品は、おそらく何度も現地を見に行っていただろうし、筋書きにもドラマがあった、ように思う、、、
これは誰が読んでも、「ああ、やっつけで作ったんだな」ということがまるわかりだと思う。
西村京太郎さん、もう年をとってプライドがなくなってしまったんですか?
残念だけど西村京太郎さんの新刊は二度と読まないだろう。
以前の作品を期待を込めてもう一度よんでみようっと!
僕の評価:0.5
【コーヒー】ハンドドリップ手順の備忘録
最近コーヒーに凝ってて、どうやったらおいしいコーヒーを淹れられるのかな、といろんなサイトを見てみた。
忘れないように書き残しておこう。
① コーヒー豆の量
1杯:10~12g 160㏄で140ccを抽出
2杯:20g
3杯:25~30g
4杯:35~40g
② 湯の適温
92〜96℃
温度が低すぎると、嫌な酸味が出やすくなりコーヒー成分が充分に抽出されず、水っぽくなる。
温度が高すぎると、雑味が抽出される。
③ 湯量と抽出量(1杯分)
160㏄を注ぎ、140㏄を抽出
蒸らしで20㏄、その後80㏄、40㏄、20㏄で合計160㏄
2杯以上抽出する際も、上記同様1:4:2:1の割合で注ぐ。
≪参考サイト≫
いろんなサイトを見れば見るほどおいしいコーヒーを入れるための手法が少しずつ違う。
結局好みの問題なんやろな~
と思いつつコーヒー豆の量は下のサイトを参考にした。
【読書】七回死んだ男
西澤保彦さんの『七回死んだ男』を読んだ。
本の帯に『ダマされないで読み切れますか?』とありじっくりと読み進めたが、見事にダマされてしまった。
こちらは言うなれば”SF本格もの”。ストーリーの前提はSFだが、謎解きとしては本格派。
主人公は同じ一日が何度も繰りされる”反復落とし穴”に不定期にはまってしまうという特異な体質。
いつ”反復落とし穴”にはまるかは主人公にもコントロールできないのだが、繰り返す回数は決まっていて、繰り返しの最後の一日が最終決定版となり、それをコントロールすることで当初とは違う未来を引き出すことができる。
そんな主人公は毎年正月に祖父の家を訪ねる習慣となっているが、滞在中に”反復落とし穴”にはまってしまい、そのさなか、祖父が殺されてしまう。
主人公は同じ1日が繰り返されるたびに、祖父を救うべく様々な試みを行うが、ことごとく失敗してしまう。
その結果、祖父はタイトルにある通り、『7回』の死を経験してしまうのだが(とはいっても祖父は自分が何度も死んでいることは知る由もないのだが)、果たして主人公は祖父の死を阻止することができるのか、、、というストーリー。
先日読んだ『屍人荘の殺人』もそうだったけど、この話も現実には絶対にありえない設定。
にもかかわらず話に引き込まれ、そして作者の巧みな文章にころっとダマされてしまいました。
最後に、途中で少しずつ引っかかっていたことがきれいに回収され、「なるほど、してやられた!」と心地よいダマされ感。
エピローグは今一つすっきりまとまっていませんでしたが、、、
これは面白い。
僕の評価:3.5